「自宅の洗濯機では布団が入らない」「天日干しだけでは物足りない」——そんなときに便利なのがコインランドリーです。大型の洗濯乾燥機を使えば、家では洗いにくい厚みのある布団でも、洗濯から乾燥まで一度に済ませることができます。
コインランドリーで洗える布団・洗えない布団
まず持ち込む前に、洗濯表示タグで水洗いが可能かどうか確認しましょう。
洗えるもの:羽毛布団・ポリエステルなどの化繊布団(キルティング加工されているもの)
洗えないもの:
- 真綿(シルク)布団:水に濡れると固まりやすく傷みます
- 羊毛(ウール)布団:縮みやすいため洗濯不可
- キルティング加工されていない布団:中綿が偏ってしまいます
- ほつれや破れがある布団:洗濯の力で大きく裂けるリスクがあります
「水洗い不可」の表示がある場合はコインランドリーでの洗濯は避け、クリーニングに出しましょう。
洗う前の準備
- 布団カバーを外す:洗濯中にカバーが絡まり、破損する恐れがあります。カバーは別で洗いましょう
- 布団の状態を確認する:ほつれや破れがないか確認します。小さな破れでも洗濯中に大きく裂けることがあります
- 適切なサイズの洗濯機を選ぶ:洗濯槽の約9割を布団が占めるくらいのサイズがベストです。大きすぎると布団が型崩れしやすく、小さすぎると十分に洗えません
洗い方の手順
- 布団をドラムに沿ってドーナツ状になるように入れる
- 「布団コース」や「ふとん洗濯コース」を選ぶ(通常の洗濯コースでは布団に適した洗い方ができません)
- 洗剤は自動投入タイプでない場合、中性洗剤(おしゃれ着用など)を使用する
- 洗濯終了後、乾燥機に移す
異なる素材の布団を一緒に洗うと、吸水性の違いで脱水がうまくいかないことがあります。同じ種類の素材でまとめて洗うのがおすすめです。
乾燥のポイント
乾燥は洗濯と同じくらい重要です。目安の時間は布団1枚あたり60〜80分程度ですが、厚みや素材によって異なります。途中で一度取り出して全体をほぐすと、熱が均一に行き渡りふっくら仕上がります。
乾燥が不十分だとカビや臭いの原因になるため、取り出す前に内部までしっかり乾いているか確認してください。乾き切っていない場合は追加乾燥をしましょう。
なお、コインランドリーの乾燥機は70℃前後に設定されていることが多く、ダニ対策の観点からも効果的です。ただし羽毛布団は高温で長時間かけすぎると油分が失われボリュームが減ることがあるため、乾いたら早めに取り出すようにしましょう。
コインランドリーが向いていないケース
コインランドリーは便利な反面、布団を車で運ぶ必要があるため、交通手段がない場合は利用が難しいこともあります。また、洗濯表示が不明な布団や、デリケートな素材の布団は、プロに判断を任せた方が安心です。
持ち運びの手間なく自宅から完結させたい場合や、洗えるかどうか判断が難しい布団については、宅配クリーニングも選択肢のひとつです。